毒はどこにでも潜んでいる
毒素とはいったい何でしょうか?
一番に思い浮かべるのは病原菌やウィルスかもしれません。
明らかに体に悪さをするので、毒素といってよいでしょう。
汚染された水や魚に含まれる水銀などの有害金属や食品添加物、残留農薬、排気ガス、ダイオキシン、被害が拡大しているアスベストなど
身の回りにある合成化学物質もすべて毒素です。
さらに、毒素は外から入れるものだけとは限りません。
例えば、仕事や運動で筋肉を使えば疲労物質が産まれます。
この疲労物質が溜まると筋肉痛を引き起こしますのでこれも毒素といってよいでしょう。
まだまだあります。
代謝によって作り出された老廃物や、免疫反応などでだされるあらゆる排出物も身体にたまれば毒素になります。
体によいと信じられているものでさえ、毒素にならないという保証はありません。
薬も長時間摂取し続けると徐々に蓄積されて毒になってしまいます。
このように毒は私たちの周りにいくらでも潜んでいるのです。
幸いなことに、毒素は少量であれば悪さをしません。
問題なのはこの毒が体の中にたまっていることです。
体に備わった解毒システムだけで取り除けなかった毒は体内にたまると体の奥深くを侵し始めます。
そうすると、血液やリンパの流れが滞り、不快な症状が出始めます。
そしてその先にはがんや生活習慣病という恐ろしい病気が引き起こされるなど、毒素が健康に及ぼす影響はとても大きいのです。
しかし、毒が溜まってくると体は必ず不調というサインを送ってくれます。
素直に体に目を向けてあげればそのサインに気づいて、不調を改善するための行動に移せるのです。